ご参考までに、クリーニングに関するよくある質問をご案内します。こちらで解決しないご質問がある場合には直接、店舗でお尋ねください。
Q.クリーニングに出す前には、なかったはずのシミがついて戻ってきたのですがどういうことなのでしょうか?
A. 実はクリーニングが原因ではなく、目に見えないシミと空気中の酸素が原因であることが大半です。ドライクリーニングでは水溶性の汚れを完全に落とすのは難しいのです。時間の経過と共に無色透明なシミは酸素と化学反応して目に見えるシミとなって浮き出てくるのです。シミや汚れは目に見えるものばかりではありません。そのようなシミは時間の経過と共に浮き出てきて、落としにくい頑固なシミになってしまいますので、クリーニングを依頼する場合は、「拭き取ったので、今は目立たないけれどもジュースをこぼしてしまった。」というように、洗濯時のご要望をお聞かせいただくと、前処理などで対応しやすいかと思います。
Q. シーズンオフのクリーニング品をほこりが気になるのでクリーニング店から持ち帰ったビニール袋でそのまま保管していますが、大丈夫ですか?
A. ビニール袋での保管はカビや変色の原因になります。クリーニングのビニール袋は保管用ではなく、仕上がったお品物を汚さずにお持ち帰りいただくための包装です。そのまま保管すると中で湿気がこもりカビが生えやすい条件を作ってしまうことになります。保管するときは、ビニールをはずし、古いシーツなどを利用したり、通気性の良い、不織布のカバーにすることを、おすすめします。
Q. しみ抜きはどんなシミでも落ちますか?
A. 特殊なシミや時間経過、加熱によって変化したシミは落とせない場合があります。また、生地の状態によっては、染み抜き処理が行えない場合もあります。しみ抜きをご希望の時は、シミを付けてしまった直後に、水分であれば、乾いた布で吸い取る、固形物が付いているときは、つまみとるなどの応急処置だけをして、時間を置かずにクリーニング店に依頼することが賢明です。また、応急処置の段階で、汚れを拭き取ろうと、ゴシゴシ強くこすることは、避けましょう。生地を傷めてシミが落ちなくなるだけでなく、スレにより、風合いも変わってしまいますのでご注意ください。
Q. シーズン中に何回も着なかったので今シーズンはクリーニングしなくてもいいかしら?
A. 数回しか着なかった衣類もクリーニングすることをおすすめします。シミもないし、見た目もキレイでも外の空気は想像以上に汚れています。また、皮脂などの汚れも、付いていないとは、言い切れません。目に見えない汚れは、時間がたつと酸化して厄介なシミになる恐れがあります。1度でも袖を通した衣服は、クリーニングをすることで長持ちさせることができます。